清左衛門の織物-Products&Service
清左衛門の織物-Products&Service

清左衛門の織物 01

世界最高峰の絹糸

永治屋清左衛門の工房は糸問屋から始まったということもあり、「糸」には代々強いこだわりを持っています。
織物とは経糸と緯糸を並べた糸の成果物であるという教えを先代からも受けてきました。

使用する糸は、世界最高峰の糸メーカー、ブラタク社の糸を元に、撚糸を加えた「清左衛門クオリティ」と呼ばれるオリジナルの生糸です。
弊社がライフワークとして制作する、古代染織品の復元や修復に必要な生地の風合いを生み出すためには、当時国内で最高とされてきた糸ですらも、その基準をクリアすることはできませんでした。
染めむらがなく、絹糸の繊度が均一であり、限りなく細い絹糸を求めて世界中の糸を検査した結果、やっとたどりついた答えが、「清左衛門クオリティ」だったのです。

そして、この生糸から絹糸をつくる工程においても従来の方法では満足いくものができず、自社工場を作るだけでなく、工場で使う機械自体も作り、納得のいく絹糸を作り出しています。
このこだわりが、決して真似のできない清左衛門の風合い・質感を生み出す要因のひとつとなっています。

わずか数十ミクロンの生糸へのこだわり、これこそが清左衛門のものづくりの精神なのです。

清左衛門の織物 02

一環生産によるもの創り

京都で織物といえば、「お召し」や「西陣織」が有名で、京都で確立された分業製により、通常は作品が出来るまでの30工程以上に及ぶ工程を外注によって制作されますが、清左衛門では、絹糸の撚糸から染色・図案・紋紙(織の設計)など、ほとんどの工程を自社の職人によって制作します。

これらのすべては、弊社が長年守り続けた技術の蓄積によって成しえるものであり、私共のDNAといっても過言ではありません。これにより、あらゆる織技法をあらゆる素材で一点から制作でき、他の織物にはない清左衛門だけの作品が創れるのです。

清左衛門の織物 03

精密で美しい唐織の美

唐織とは日本の染織技術を代表する絹織物の一つで、文様になる箇所に絹糸をあたかも刺繍のように立体的に織り上げる技法です。
唐織の起源はおよそ1200年前にまで遡り平安装束の上着(唐衣)に用いられた浮織組織の技法を進化させたものが唐織の起源であると伝えられています。

安土桃山時代には袖が小さく活動的な「小袖」が正装で採用されるようになり時代の活気を反映するかのように 大胆な柄と絢爛豪華な小袖が貴重とされ、中でも戦国大名の夫人達が競って身に纏い 唐織の技法が開花した全盛の時代と言われ現代の着物のルーツともいえる服飾文化が誕生しました。

桃山期以降、度々 奢侈禁令が出され、贅沢を良しとせず、煌びやかな唐織は表舞台から姿を消しますが、細々ながらも能装束などを通じて唐織が織り続けられ、現在では袋帯や打掛の技法として今日まで受け継がれてきました。
しかしながら、清左衛門工房では唐織の技術の継承と維持を目的として永年、唐織小袖の修復・復元に携わってきたのです。

清左衛門の織物 04

清左衛門工房でしか創れない
唐織の着物

唐織の復元事業で培われた技術を生かし、清左衛門工房では、唐織を現代の着物としての制作に挑み、唐織の着物として現在に再び甦らせたのです。

原種の繭だけで紡がれた絹糸のみを用いて丹念に織り上げたその風合は軽くしなやかで絹そのものが放つやわらかな光沢と唐織ならではの重厚な織技法により上質な素材感と最高の着心地を体感していただけます。